Spring Design alex DSW-10 ファーストインプレッション
書き終わったら無駄に長い記事になってました orz
昔こんなニュースリリースがありました。
凸版印刷、米イー・インク社とカラー電子ペーパー共同開発へ
戦略的提携と出資を発表、カラー電子ペーパーの実現可能性を共同デモ
2001年5月30日
http://www.toppan.co.jp/news/article474.html
何度も試作機を展示会で見て、その後も海外で発売されている機器を見せてもらったりと
いつかはこんな端末を手にしてみたいと思っていました。
発光型のディスプレイというのは明るいところでのモバイルには向きません。
日陰を探してうろうろしたり手をかざしてみたり。
過去にSHARP Zaurusの文庫ビュワー(MI-110M -> MI-C1 (-> MI-E25DC) -> SL-6000W(SL-A300))で通学中に読書等をしていましたが
「反射液晶 + フロントライト」か、「半透過液晶 + バックライト」がやっぱり読みやすいんですよね。明るいところでは。
MI-C1以前はライトが無かった為明かりを求めてうろうろすることがあったのは確かですが・・・。
その後SHARPがZaurusを出さなくなってしまいWillcom ZERO3シリーズで文庫ビュワー(名前が微妙に変わったりしますが)で
読書をしますが明るいところでは最大輝度にしても見にくいですし、なにより電池がすぐに切れてしまいます。
そんな中発表当時から気になっていた端末alexをとうとう手に入れました!
初のandroid端末なので右も左も分りませんが少しずつ勉強していきたいと思います。
まず、alexとは何ぞ?という人が多いのでは無いかと思います。
このように上下に2つのディスプレイを持つ電子書籍端末になります。
似た形のモノがありますよね。それは後述します。
上はKindleやSONY Reader(他にも色々ありますが)でよく言われるE-Inkディスプレイ
EPDと言われるモノです。ずっと E-Ink Panel Display の略だと思って居たらElectrophoretic Displayの略でした orz
昔子供の頃にあった磁石のペンで砂鉄が付いてきてお絵かき出来てスライドすると真っ白に戻るあれを高度にしたといったら開発者の人に刺されるかもしれませんね(汗
自らは発光しませんし、白黒レーザーコピー機が紙の上にトナーで像を形成するのを電子機器上で実現したものになるのでしょうか?
書き換えの時のみ電力を消費し、表示している時は電力を必用としないのでとても電池が長持ちします。
このalex eReader DSW-10は1度の充電で7500回の書き換えが出来るそうです。
下のLCD(Liquid Crystal Display)で6時間のオンラインブラウジングが可能というカタログスペックです。
その程度のCPUとバッテリーです。なので重さもたったの310g
私は遅読な人なので、速読される方がどの程度で読めるのか分かりませんが、EPDの特性上書き換えは書き換えているのを楽に認識できる時間がかかります。
仮に1ページ10秒位としましても、20時間位持つという事になります。
LCDを使った読書端末とは桁違いに長時間読書が楽しめます。
そしてとてもコントラストが高くまた反射ディスプレイなので目が疲れにくいという特性があります。
さらに目の(脳の?)メカニズムとして発光ディスプレイと反射ディスプレイではチャネルが違うという事があったりもします。
電子書籍端末としてこのEPDが優れているのは間違いないと私は思っています。
(不揮発性液晶など他にも色々考案されてはいますが、現時点でということです。)
Kindleは軽くてEPDをもち、しかもamazonから直接電子書籍が購入できるという魅力的過ぎる端末なのですが、EPDのみなので最近の動きがあったり色があったりというコンテンツは対応していません。
iPadは少々重いですがとてもユーザフレンドリーで魅力的なコンテンツがたくさんあると思います。(長時間の読書には向かないと思っていますが・・・)
炎天下のビーチで読書が出来ないとネタのような訴訟だったか苦情があったという記事があったようなきもしますが・・・。
このalexはEPDもLCDも持っている!そしてなんとなくandroid端末としても遊べそうという魅力にみちている端末です。
すばらしい!
ハーフVGAながらカラー液晶を持ち、SVGAなEPDを持つ欲張り端末です。
電子書籍を読まれる方ならこの魅力よく分かると思います。
そして問題のnookとなるわけです。
かっこよいですね。
さすがですという感じです。
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/11/04/011/index.html
Barnes & Nobleの電子書籍端末「nook」、販売差し止めを逃れる--訴訟は継続 - CNET Japan
まぁ 継続してなければ上のようなかっこよい動画も無いわけですが(汗
さて気を取り直して、今回購入に対してお世話になったのはaPadさん
android初心者な私にも親切に教えてくれました(^^)
起動した瞬間にEPD部に各端末の簡単なチュートリアルが!
これってお分かりのように保護シートに印字してあるんじゃないですよ
EPDの表示なんです!!
ePub形式のファイルを縦書きで表示!
標準のePubリーダーではなくて、android用の閲覧ソフトである
CopperReaderがAlexにも対応しているということになります。
ブログ出版局サポートサイト - CopperReader - 縦書き表示ができる、Android用電子書籍リーダー
もちろん下の画面はLCDですので動画の再生が可能です。
音楽だって聴けます。
ただ残念なの事に技適マークはありません。
alexが日本に本格上陸してiPadの様に早く技適マーク取れるとうれしいんですけどね〜
こればかりはどうなるか分かりません。
ファーストインプレッションとしてはやはりEPDの視認性の良さとかLCDでの動画再生もスムーズですし、WindowsMediaPlayerとの同期も簡単に出来ました。
最低限やりたかったことは出来そうです(^^)/
マニュアルがSpringDeginから出ています。興味がある方はこちら
https://www.springdesign.com/us/support/index.action
さて、まずはandroidのお作法も学ばねばいけませんね