XMDFリーダーの変遷とSonyReaderのすごさ

Sony Reader PRS-350 が届いたので過去のZaurusから同じXMDFファイルがどのように見えるのか、持っているXMDFファイルが本当に再生出来るのか試して見ました。


また、同じくE-Ink端末であるAlexを持っているのに何故Sony Readerに手を出したのか?

その辺り『コレは!』という所を比べられたらなと思います。


まずカメラが不調で撮ったつもりで取れてなかった(取り直そうか迷ったのですがね…)のがあるのでちょっと抜けがありますが過去のXMDFがみられるZaurusから同じデータをみてみたいと思います。


SHARP Zaurus MI-110M(1997/11/18 発売) - QVGA反射液晶

  • 液晶も割れてしまいもうすでに現存していませんでした。
  • PCを持つ前のパソコン通信端末でした

SHARP Zaurus MI-C1(1999/12/07 発売) - QVGA反射カラー液晶

  • 撮りたかったのですが認識出来る小容量のCFが見つからず orz

SHARP Zaurus MI-E25DC (2002/03/15 発売) - QVGAフロントライト付反射カラー液晶

  • MIZaurus最後の機種ですね。キーボードがついてこのときからネットに繋げました。
    • この後発表される新型Zaurusを購入予定でしたがMI-C1をズボンの後ろポッケにねじ込んでいたら電車の横揺れでよろけた際に液晶が割れてしまい急遽PIMデータ吸い出しのためだけに購入 orz
    • MI-C1はその後オークションでジャンクを購入して液晶だけ交換して復活させました。

SHARP Zaurus SL-A300(2002/08/08 発売) - QVGAフロントライト反射液晶

  • 頂き物ですが、未だに使える凄いヤツ
    • 最近の利用はこちらを参照してください。

SHARP Zaurus SL-6000W(2004/01/23 法人向け発売) - VGA透過液晶

  • 当時その液晶の美しさに驚いたものです。半透過なので日中は反射光でも視認出来ますし、バックライトでの表示も可能。
    • 未だにベットサイドに置いてあります。

Sony Reader PRS-350(2010/12/10 発売) - SVGA 電子ペーパー

  • さすがにQVGA用の挿絵や表紙は小さくて寂しく感じますが、文字データはリフロ−されていますし読み物としては問題はありません。
    • Zaurus文庫で購入したデータを転送したところ挿絵は小さくなりますが読むことは可能です。
    • WillcomのZERO3シリーズのワイド漫画のXMDFについては再生出来ませんでした。
    • 英単語練習などのマスク処理やリンクは動きましたが音声再生はこちらでは無理でした。大きなのなら再生できるのかな?
    • 取扱説明書によると駄目なXMDF形式のファイルも他にありそうです。

  • 自由にメモやハイライトをつけることが出来ます。
    • これはZaurusでも無かったので取扱説明書を読んで興奮しました。

  • ダブルタップすると単語が選択されます。
    • Zaurusのなぞるとに比べると一つ前の文字を含めてしまったりなどなくて直感的かも?

  • そのまま検索を行うことが出来ます。
    • 検索は次へ次への方式で、ヒットした文字列はハイライトされます。
    • 終端まで来るとループするか聞かれます。

  • 英単語の場合はそのまま英和辞書が引かれます。


次に自炊したPDFを見るとどうなるのか?

新しい電子ペーパーと一つ前の世代の電子ペーパーのAlexを比較してみます。
題材にはJコミで実証実験で無料配布されているラブひなの1巻をそれぞれにダウンロードしました。

  • コントラストが高いですね。画面サイズは小さくなるのに見やすさはアップしている気がします。

  • 中庸な色があると快調度が良く再現されています。
    • Alexに比べてReaderのページ切替は格段に速いためとても気持ちが良いです。

  • 画像のコントラストや明るさの変更を本体で直接行えます。
    • 余白削除やズームとズーム量・位置のロック機能(ページを切り替えてもその位置に固定)の写真も撮ったつもりだったのですが、無いですね…。
    • 自炊を行った場合余白の削除に悩まされますがReaderでは本体で余白削除が行えるのでそのままスキャンしたPDFを転送して見ることも可能だと思います。


通信機能が無かったり、読書以外の機能が一切無いからこそ読書端末としてこれが良いと思い惚れ込んで直ぐに予約をしてしまいました。


実機がそろそろ展示されると思いますので興味を持たれた方は触ってみることをお薦めします。

たぶん液晶とは別次元の体験を味わうことが出来ると思います。


また、今回の実験でも分かるように挿絵の部分さえ我慢すればMI Zaurus用のXMDF文庫でも読書は可能です。

これから新書も増えていくでしょうし、単体での自炊PDFの閲覧にも最適なのでは無いかと思います。


おまけ

これも写真をとりそびれたのですが、無印良品でかった文庫本のブックカバーにいれてみたのですが
ブカブカなんですよね(笑)

これで何冊もの書籍を持ち運び、たぶんどんな使い方しても1日で電池が切れることはありません。

予備の電池をどうしようとか考えながら目を疲れさせて読書するより1台あると便利なのでは無いかと思います。


で、Alex君はどうなるのか?持ち歩くという行為は無くなりました。(^^;

しかしGmailをEPDで表示出来るというのはとても便利なので自宅でメールマガジンを読みながらBGMをながしてなんかのときに大活躍。

モニターと違って寝っ転がっていても読めますしね。
無線の環境があってのAlexです。


あとまだ試していないのですがAdobe-DRMGoogleストアで使われるという噂を。
勘違いでしたかね?そう考えるとXMDFのReaderと、Adobe-DRMのAlexと棲み分けが出来るなと考えています。